ベジファーストは無意味かも?2025年食事摂取基準から削除されます

「ベジファースト」という言葉を知っている、もしくは取り組んでるという方も多いのではないでしょうか。

食事で野菜をまず最初に食べることが体に良いとされ、ここ数年日本人の間ではポピュラーな知識となり広まりました。

実はその「ベジファースト」を推奨していた厚生労働省が日本人の食事摂取基準を2025年に改正し、ベジファーストの項目が削除されます。

一生懸命取り組んでこられた方には非常に残念な発表となっており、今とても注目されているトピックです。

果たしてベジファーストは無意味な取り組みだったのでしょうか?

今回はベジファーストについて筆者なりの考え方をまとめました。

ベジファーストの効果・食事ルールの考え方について

「ベジファースト=野菜を最初に食べる食事ルール」が浸透したのはおそらくここ数年前のことでしょう。

私が子供の頃は「三角食べ」という食べ方が当時の支流で、主食・主菜・副菜を順番に食べる方法でした。

数十年で食べ方のルールは変化し、三角食べやベジファーストは学校教育の一環としても浸透してきたと感じています。

健康な身体づくりやダイエットのために取り組んできたベジファーストが食事摂取基準から削除され、何となく納得できない感じがする方や今までの積み重ねが無駄な取り組みだったような気がしてしまう方も少なくないかもしれません。

そもそもベジファーストってどのようなものだったのでしょうか。

ベジファーストの本来の目的

「ベジファーストは体に良い」「厚生労働省が言ったから間違いない」と素直に受け入れがちな日本人。

恐らくその取り組みは人から人、数々のメディアによりあっという間に広がりました。

ではベジファーストは一体何が良いのでしょうか…?具体的にどんな効果があるのでしょうか…?

それを聞かれるとちょっと困っちゃうな~って方もいらっしゃると思いますので筆者なりの言葉で解説します。

ベジファーストを行うメリットは、野菜に多く含まれる食物繊維を食事の最初に摂ることにより急な血糖値の上昇を抑制する効果があると考えられます。主食や主菜には血糖値を上げる脂質や炭水化物などが多く含まれることが多いため、最初に食物繊維を摂ることによりクッションのような役割になるという訳です。

血糖値は食事をすれば上昇し、満腹を感じるのはこの血糖値が上がるためです。

例えば唐揚げをおかずに白米を最初にガーっと食べてしまうと血糖値はいきなり上昇し、満腹感から最後に残った野菜を食べられず残してしまい栄養バランスに偏りが発生します。

その結果、血糖値の急上昇を繰り返し体への負担が大きかったり、偏った栄養を摂り続けると生活習慣病のリスクがあるのです。

それに比べベジファーストの場合は、野菜はカロリーなどが低いため血糖値は徐々に上昇しますので体がビックリすることはありません。また、野菜の後に胃に入った主食・主菜は食物繊維がクッションとなって血糖値の上昇を抑制し、バランスの整った食事ができるという生活習慣病を防ぐ一つの方法というものだったのです。

しかし効果は人それぞれで、ダイエットや体重軽減に効果があるなどいつの間にか正しい情報ではない言葉に置き換えられて広まってしまったのです。更に、食べ物によっては主菜から食べた場合でも血糖値が抑えられたという研究結果もあるようで多くのエビデンスや情報が存在してるのが現状のようです。

健康への取り組みは目的や情報をしっかり把握しよう

これまで記した内容はごく一部の情報でしかありません。ベジファーストも効果が全くないというわけではなく、健康な身体づくりをするための一種の手段であり、その目的や効果など情報をしっかりと把握した上で行うことが大切です。

ベジファースト行うことによって、普段野菜をあまり食べなかった方が食べるきっかけになればきっと身体にはいいはずですし、決してベジファーストは無意味だったとは筆者も感じてはいません。

少し似ていますが、健康の取り組みとすれば「早食い」もよくないですね。同じように血糖値が一気に上昇してしまいます。

かといって、テレビやスマホを見ながらだらだらと食べるのも良くない。食事は楽しむものであり作業ではありません。

できれば家族と今日あった出来事などを話しながら食事をする(私のような独身者は一人で振り返りながらでも(笑))くらいのスピードや時間が最適でしょう。

更に日本には有難いことに四季があり縦に長い。その時の旬な美味しい食べ物が豊富な国なのです。

食べる順番も大事ですが、食べ物を選ぶことはもっと大切なことです。

その季節の食べ物や多くの食材を取り入れることで身体はより健康につくられ、免疫力を高め強くなります。体(筋肉や髪の毛、血液や爪)はもちろん頭を使う脳まで全て食べ物が無ければ機能しませんし、肌を美しく保つ美容も栄養がなくてはなりません。

今までベジファーストを取り組んでこられた方はもう少し視野を広げ食材にもフォーカスしてみたらいかがでしょう?

現在の日本人の生活は男女ともに仕事が中心で、なかなか食事に気配りができない生活スタイルの方も多いと思います。

少しでも健康的な生活がしたい!安心安全な食材を使いたい!自炊にムラがあり食材を腐らせてしまうことが多い!

ぜひ弊社が製造販売している有機野菜を使った冷凍野菜を試してみてください。

野菜は宮崎県日向市で採れたオーガニック100%の野菜を最新技術で急速冷凍しています。

ひなたの有機野菜シリーズ カレーミックスの中身
ひなたの有機野菜シリーズ カレーミックス

皮を剥いたり切ったりする作業がないため疲れて帰ってきてもすぐに調理できますし、生ごみの発生も無いためとても便利と好評です。一人暮らしの方ですと、一食と次の日のお弁当のおかずほどの量、ご家族の場合一品料理のちょうどいい使い切りサイズです。

冷凍ひなたの有機野菜シリーズの写真
様々なオーガニック野菜を使ったひなたの有機野菜シリーズ

そして秋になり体も動かしやすい季節ですので軽く汗ばむほどの運動と睡眠を忘れずに健康管理を一緒に頑張りましょう!

ひなたの有機野菜シリーズを使った包丁いらずのレシピ動画も紹介しています。Enjoy Organic Life!

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この記事を書いた人

野口 進之介のアバター 野口 進之介 Hinata Organic Elements合同会社

福岡県出身。幼い頃から父親の影響でウェイクボードを始め、2007年から公認プロとして活動。遠征や試合で海外を訪れ、現地の文化や環境にも多く触れた。海外のようにトレーニングできる場所を国内でも探し、見つけたのは温暖で自然豊かな宮崎県日向市。プロ選手として活動する中、健康面や食事に気を使った生活は、現役時代と今も変わらない。
現在は、日向市でつくられた日向百生会のオーガニック野菜を瞬間冷凍させる事業に携わり、「商品を通じて10年前移住した際に心良く迎えてくれた日向市に何か恩返しがしたい!」「この素晴らしい環境を全国に広めたい!」という思いで仕事に励んでいる。
趣味はサーフィン。波が日本で最高と言われる日向市へ移住したのは、自分にとって人生を充実させる理由の一つでもあった。海外へもできれば毎年行きたい。音楽も大好きでDJとしても活動している。